熊本地震支援活動報告⑧

熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

この活動・案内ページでは、被災されたみなさんの奮闘や、支援活動を報告いたします。

●6月18日●

ララコープから7名が熊本の避難所となっている宇城市松橋町のウイングまつばせ(宇城市松橋総合体育文化センター)で昼食の炊き出し支援を行いました。 

梅雨の休みのカラッと晴れた気持ちのいい天気の中、「長崎皿うどん」130食と「五三焼カステラ」とアイスの「パンちゃん」を提供しました。

6月末で避難所が閉鎖になるということで、新たな住居に移った方が多く、残っているのは65歳を超えた方々でした。配食の12時前にはロビーにおじいちゃん、おばあちゃんたちが集まってきました。市役所のスタッフの方に聞くと、「いつもこうなんです。ここでコミュニケーションを取られるんですよ。数少ないコミュニケーションの場です」とのことでした。避難所にいる方に優先的に配食できるようにと、避難者には避難証明書カードが発行されていました。首にかけて配食の際に受付で名前と人数を言って受け取られていました。

家が崩れて住めない方、家には住めるけれど電気が通っていない方、避難所にいる方でも被災状況は異なります。宇城市の避難所には避難された家庭に畳が配られていました。板張りの上に寝るのはしんどいです。益城町にはなかったので、各市町村でも差があると感じました。家に住めて通常の生活を送れるけれど炊き出しの列に並ぶ方もいました。そして本当に支援が必要な方々(小さなお子様がいるご家庭など)は遠慮して炊き出しの列に並ばないという現実がありました。支援の難しさを感じました。

前回、炊き出しの際に皿うどんにソースと酢をかけて食べると美味しいと紹介したからでしょうか、「ソースと酢をかけると美味しかとやろ?」とチャレンジしてくださる方が多かったです。お母さんのソースと酢をかけた皿うどんを味見して美味しかったからと自分の皿うどんにもかけにきてくれた中学生のお姉ちゃん。おかわりをしにきてくれたお兄さん。ありがとうございました。

ララコープは今後も被災地に寄り添った支援を続けます。