みやぎ生協の復旧支援活動!〜その②〜
東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
この活動・案内ページでは、被災されたみなさんの奮闘や、震災支援活動を現地より報告いたします。
●3月23日(水)
夜中に3度の地震で目が覚める!たぶん周りの人も本当は起きているのだろう・・・現地に入って熟睡はできていません。
23日(水)は、みやぎ生協高砂駅前店の店舗支援を行いました。
早速、持ってきたカーナビを頼りにお店まで走行するが、相変わらず道路の第1車線は渋滞しています。報道でも出ていたように、開くもわからないガソリンスタンドに、皆並んでいる状況でした。※教訓として・・・道路は第2車線を走行すべし。
高砂店は津波地域よりも、一歩内陸に寄ったところで、町は普通の状態でしたがライフラインは電気だけでした。9:15分頃に到着したが、10時開店前にすでに長蛇の列!
本日は、10〜16時までの売り切れゴメンの予定で、品出しや対応を任される。
店内は、もちろん地震直後のままで、牛乳などもそのままの状態。ガラスや割れた商品のみ撤去した模様で、テナントのM社は、途中でお客さんが逃げたのだろうか?ハンバーガーとシェイクが床に散らばっていました。もちろんテナントは無人状態!
入口の一ヶ所をレジに(電卓を使っての手計算)、店内が見えないように布でカーテンを張り、ある程度のスペースをつくって販売準備。
販売商品はというと、いわば「物資系の商品」ですが、昨日から「りんご、イチゴ、デコポン、バナナ、キャベツ、白菜、大根、人参、じゃがいも等」が入荷してきたそうで、お客さんはコレを目当てに並ぶそうです。買い物にこれるお客さんには「物資」は不必要であり、通常の生活用品が必要なようです。
店長もかなり忙しく、私たちに指示する人もいません!よって周囲のスタッフの動きを見て自分達で考えるしかありません。最初は「販売できるのは並べてある商品だけです!」とお断りしていましたが、お客さんの要求は違い、「コンタクトの洗浄機が欲しい!」「3Lの下着が欲しい!」など、買い物に来られるお客さんは、欲しい物が具体的なのです。
お店の人に、「お客さんが望む物で、店内にあれば売っていいのですか?」と尋ねると、「そこは、臨機応変にやってほしい」、更に「では、値段はどうすれば?」と聞いてみると、「棚に貼ってある金額を見て、端数は切り上げでお願いします」とのこと。私たちは、お客さんの要求を全て応えることにしました。
当たり前ですが、希望商品を見つけると、大喜びします!例え見つからなくても感謝されます。しかし、この判断が店内を駆けずり回り、そして途絶えることはありません。更に営業は30分延長して、16:30分まで行いました。(さすがに今日は本当に疲れました・・・)
閉店後、終礼に参加させてもらいました。
現在、みやぎ生協では全48店舗中、31店舗が様々な形で営業しています。
高砂店の1名の方が、いまだ行方不明のままだそうです。しかし、今は店舗を開けることが最大の貢献!また、本日から、水が復旧し、①トイレが使えるようになった。②商品を洗うことができる。③店内の掃除ができる。この3つが「これからできること」として、従業員へ伝えていました。
業務終了後、高砂店でレトルトのご飯を買うことができました。現地に入って初めての米食です♪明日も引き続き支援が続きますが、少しずつではあるが確実に復旧しています。