熊本地震支援活動報告②
熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
この活動・案内ページでは、被災されたみなさんの奮闘や、支援活動を報告いたします。
●4月22日●
無店舗事業本部から3名が支援に向かい、熊本市内、阿蘇・益城地域の配達同乗を行いました。
現地での朝礼では全国の生協から100人を超えるメンバーが集まりました。
何かあった時に即刻全国の生協の仲間が集まり動く生協の力・協同の力の凄さを感じました。生協くまもとのスタッフさんたちは自らも被災しながらも避難所や車中泊で夜を過ごし出勤しています。いざという時に自分よりも自分たちの組合員さんのために動く。それが生協の原動力なのだと改めて思いました。
熊本市内・益城方面の配達先の家々は数多く倒壊していました。家が倒壊していなくても、門や塀にヒビが入っていたり崩れていたり、家の中は家具や食器が散乱している状態だそうです。
支援物資が届き始めたことにより、食糧の不安は減ったようで配達中に組合員さんからバナナやヨーグルトをいただきました。こういう時でも組合員さんの方からお礼をいただくというところでも生協らしさを再発見したり、熊本の方々が少しずつ日常を取り戻してきていることが感じ取れました。
現地では支援物資の届き方に差が生じているようです。
「パンはたくさんあるけん助かってるとけど、クリームパンとか甘いパンばかり届くからしょっぱいものが食べたい」
本音を伺って支援の現実と課題が見えてきました。

●4月24日●
店舗事業本部から4名が支援に向かい店頭販売を行いました。
産地から直接納品したリンゴを3個入り100円、バナナを2房入り100円で販売しました。その売上は義援金になります。店頭には長蛇の列ができ、30ケースありましたが午後2時には完売しました。
天井が崩れたり、壁に亀裂が入った店舗では1/3のスペースで営業をしています。そこでは組合員さんが欲しいものを聞いて探して提供しています。商品はコープ九州が全力を挙げて納品しているので揃ってきていますが、それも店舗によって差が生じています。日常で必要な定番商品の品薄が目立っていて個数制限が生じていました。
電気は復旧しましたが、店舗によってはガスや水が使えないところもあります。従業員は全員被災し、店長さんは車中泊で過ごされているそうです。地域によって支援や復興に差があることが浮き彫りとなりました。